MAHLEはコロナに対する万全の対応を実施

ドイツ・シュツットガルト、2020年4月30日 - MAHLEグループの健全な財務力は、現在の危機を乗り切る原動力です。 2019 年度には、厳しい状況にもかかわらず、MAHLEは戦略的・技術的な再編を強化しました。また、過去から見て最も受注ビジネスが多く、新技術関連の受注金額は1000億円以上を記録しました。技術面においては、あらゆるパワートレインに適用する製品ポートフォリオを拡充し、純内燃エンジンへの売上げ依存率は40%台まで下げました。コロナ経済危機にも関わらず、グループは将来のための軌道に乗っています。そして、更なる改善プログラムも順調に進めています。現在、欧州では工場の再稼働に向けて準備が進められています。

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MAHLEは戦略的・技術的な再編を強化し、過去から見て最も受注ビジネスを記録しました。写真は、電動コンプレッサ。

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MAHLEグループの健全な財務力は、現在の危機を乗り切る原動力です。写真は、ドイツにある社屋。

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  • MAHLEは現在の危機を乗り越えられる体力を維持しています。
  • <この危機を乗り越える>はCEO であるDr. Jörg Stratmannのコミットメントです。
  • 2019年度の業績は、MAHLEの戦略的改革の結果です。
  • コロナ経済危機にも関わらず、グループは将来のための軌道に乗っております。そして、改善のためのプログラムを順調に進めています。
  • ポートフォリオ拡大は、最重要課題であり その為の新技術を確立しています。また、昨年はMAHLE史上最高の受注額を達成しました。

「コロナウイルスの危機は、当社のビジネスに大きな影響を与えています。 3 月と 4 月、 2020 年には MAHLE の売上が大幅に減少し、非常に困難な年になるでしょう」とシュツットガルトで開催された記者会見で CEOのDr. Jörg Stratmann は発言しました。「MAHLEの財務力は、危機を乗り越えられる原動力です。また、更なる改善プログラムを継続に実行し、厳しいコスト管理を維持することは、当社の義務でありその結果 危機を克服することができます。」

MAHLEの多くの工場を閉鎖せざるを得なかったが、現在、欧州で工場の再稼働に向けて準備を進めています。当社は 必要な数量を生産・納入する能力を確認しています。お客様の要求に柔軟的に対応する当社は、信頼性の高いパートナーとして認知されています」とStratmannは述べています。

CEOは雇用を守るため、経済再生の条件や近い将来の需要の喚起をドイツ本国の政治家に訴えました。「自動車購入のボーナスやVATの一時的な削減など、限られた期間に提供されるインセンティブは効果的なツールだと思います」と Stratmann は述べています。更に「今、業界と消費者の視点に合わせた政策が重要です。」

Stratmann は、市場に幅広く対応するため、電気自動車やハイブリッドドライブだけでなく、実情にあった経済的なガソリンやディーゼル車など、幅広い技術に応じる対応を求めています。

2019年度

2019 年度は、世界の市場が減少した年です。MAHLEもこの傾向の影響を受けていました。しかし、最終的には売上高3%減の120億ユーロとなり、市場全体平均値の5%減よりも良好な結果となりました。

自動車業界の根本的な変革、国際的政情不安、 Brexit議論など、経済の逆風やその他の困難な影響にもかかわらず、昨年も一貫した戦略を続けています。2019 年の売上減少、研究開発への投資、運用上の問題、およびリストラのための高額な積立金により、グループの連結純損失は約 2 億1,200 万ユーロになりました。 「このような一時的な状況にも関わらず、MAHLEの最適な姿を引き続き求めていく」Stratmannとは申しています。「 私たちは、将来の成功に向けて日々努力しています。この業界の変革を進める役割を積極的に果たし、引き続き勝ち残りたい。また、魅力的な会社である事を維持していきたいと考えています」と述べています。

MAHLEは、未来志向の技術分野の更なる開拓、生産性及び収益性の向上、変化するビジネス環境に適用するMAHLEの事業再編など、競争力の維持に向けた目標を明確にしています。

昨年2019年には、MAHLEは様々な取組を行いました。モータ、エレクトロニクス、メカトロニクス分野における能力を集約し、開発・生産を更なる強化するため「エレクトロニクス&メカトロニクス事業」を(2020年1月1日付)発足。また、各分野での研究開発への投資は高い水準で維持した。そして、2019年の中間目標を達成するコスト削減プログラムも導入した。

マーレについて

マーレは未来のモビリティの先駆者であると同時に、自動車業界トップクラスの開発パートナー、そしてサプライヤーとして世界で活動しています。マーレグループは、より効率的で、環境に優しく、快適な移動手段の実現に全力で取り組み、内燃エンジンの最適化にたゆまぬ努力を傾けながら、代替燃料の利用拡大を推進し、eモビリティの普及に向けた基盤づくりを行なっていきます。マーレグループは従来の内燃機関、ハイブリッド車及び電動車用に、パワートレインや空調技術に関する必要不可欠な要素を実現する製品ラインナップを展開しています。世界で生産される車両の少なくとも2台に1台は、マーレの製品を搭載しています。また、当社の部品及びシステムは、定置用途や移動型作業機械、鉄道、船舶などのオフロードアプリケーションにも採用されています。

2019年の売上高は120億ユーロに達しました。現在、世界30ヶ国以上、160の生産拠点で約77,000人が従事しています。また、ドイツ、英国、ルクセンブルク、スペイン、スロベニア、米国、ブラジル、日本、中国、インドで展開しているテクニカルセンター16ヶ所で、6,100人のエンジニア・技能者が未来のモビリティに向けたイノベイティブなソリューションのために日々取り組んでいます。

お問合せ先:

Manuela Hoehne
Director MAHLE Communications and Public Relations
Tel: +49 711 501-12506
E-Mail: manuela.hoehne@mahle.com

Ruben Danisch
Head of Corporate Communications & Product Communications
Tel: +49 711 501-12199
E-Mail: ruben.danisch@mahle.com

ジュディアン・ゴ (日・英)
広報担当
Tel: 050-3363-0015
E-Mail: judy-ann.go@jp.mahle.com