マーレのろ材はほぼすべてのものを捕捉

マーレのフィルタに採用されているろ材には、特殊加工されたろ紙や不織布、多層ろ材が用途に合わせて使用されています。

フィルータに使用されるろ紙は、高品質なセルロース繊維に特殊な樹脂を含浸したものです。これらの素材は特別な生産プロセスで処理されます。まず紙を熱して畝状のエンボス加工を垂直方向に施し、畝に沿って折りたたみます。次に樹脂の含浸処理を施すとろ紙は力学的に安定し、化学物質や熱に耐性を持つようになります。このようにして生産された安定したプリーツ形状のフィルタは負荷による目詰りが起こりにくく、空気やオイル、燃料がつねにスムーズに透過します。このフィルタは必要に応じて1ミクロンという微小な粒子を除去することができ、最高レベルの汚染除去のための安全な環境を整えます。

ろ紙はエアフィルタ、燃料フィルタ、オイルフィルタおよび油圧フィルタに使用されています。

樹脂加工したセルロース繊維の顕微鏡画像

エンボス加工されたろ紙

完成したプリーツ状ろ紙

不織布フィルタのファンネル効果

フリースは樹脂繊維を原料としており、ミクロン単位の繊度を持っています。繊維が細ければ細いほど、捕集能力は高くなります。フィルタのダーティサイドからクリーンサイドの方向にフリースの密度は高く、繊度は小さくなり、いわゆるファンネル(漏斗)効果によって99.9%という高い除去率と低い流体抵抗を実現します。

樹脂不織布をダーティサイドに、ろ紙をクリーンサイドに使用した多層ろ材

多層ろ材は、不織布とろ紙を複雑な工程によって組み合わせたものです。通常のろ紙と比べ、多層ろ材は3~5ミクロンサイズの汚染粒子の除去率が40%向上しています。多層ろ材は、最新のディーゼル燃料噴射システム(直噴ターボディーゼル、コモンレールまたはポンプインジェクタ技術)に使用されています。

プリーツ形状が不安定になり、折り目同士の間隔が極度に狭くなると、空気はその部分を透過できなくなります。そうなると流体抵抗が高まり、ろ過能力は低下してフィルタの寿命が短くなり、さらには燃費が悪化し、汚染物質の排出量も増加します。
そこで、フィルタの形状を維持して安定性を保つために、ろ紙には複雑な工程によって特殊な樹脂加工が施されています。