自動車整備工場向けの情報

ターボチャージャ取扱い時の注意事項

ターボチャージャは、コンポーネントを正確に組み合わせた、技術的に複雑なユニットです。そのため、取扱い時には次のことに注意してください。

  • トレーニングを受けた整備工場スタッフであること
    ターボチャージャの回転数は最大300,000 rpmに達し、個別のコンポーネントはそれぞれ最小の製造公差で製造されているため、保守と交換は適切な資格を有するスタッフが行う必要があります。バランス調整には特殊な工具や機械を使用する、といったことも重要となってくるからです。
  • ターボチャージャの変更は不要
    ターボチャージャは工場出荷時に、特定のエンジンタイプに適した構造となっています。そのため、ターボチャージャは別途調整しないでください。不用意に調整した場合、給気圧が高まってエンジンがオーバーヒートし、ピストン、シリンダヘッドやエンジンマウントの損傷につながることがあります。
  • 適切なエンジンオイルを使用すること
    オイル交換時には、メーカー推奨のエンジンオイルのみを使用してください。これを守らない場合、粘度などが異なると適切に潤滑が行われず、ターボチャージャが損傷するおそれがあります。
  • 型式認証に準拠すること
    交換作業時には、必ず自動車 / エンジンメーカーの仕様に準拠した部品やツールのみ使用してください。そうしないと、出力損失だけでなく、最悪の場合にはエンジンの故障を招くおそれがあり、保証、車両認証、保険の対象外となる可能性があります