保守とお手入れ

ターボチャージャは、エンジン寿命まで耐えられる設計となっています。必要なモニタリングはエンジンのサービス作業実施時に毎回行うことが推奨される程度で、頻繁な定期点検は必要ありません。長寿命を実現するための唯一の条件は、オイル交換の間隔、オイルフィルタシステムの保守、オイル圧力チェック、全フィルタシステムのクリーニング、専門スタッフによる定期的なフィルタ交換など、エンジンメーカーのサービスを正確に順守することです。エアフィルタシステムの保守作業中には、ターボチャージャに異物が入らないよう、特に注意してください。

出力損失と異常 - ターボチャージャ内部に原因がないことも…

エンジンの出力損失と異常は、まだ十分に機能するものの、故障のあるターボチャージャによって引き起こされることがよくあります。そこで、故障診断を迅速に行えるよう、マーレは考えられる原因を一覧にした下記の表を用意しています。

ターボチャージャの故障原因

ターボチャージャの主な故障原因として、次のいずれかが考えられます。

  • 潤滑が不十分
    潤滑が不十分である場合、ベアリングに不具合が生じ、コンプレッサとタービンホイールがそれぞれのハウジングと擦れ合うことがあります。
  • 潤滑油の汚れ
    汚れた潤滑油によって、シャフトジャーナルやベアリングに擦り傷が生じます。また、油穴とシールが目詰まりし、油がかなり減少してしまいます。
  • 異物の侵入
    破損したエアフィルタから侵入した異物などによって、タービンやコンプレッサホイールが故障することがあります。それにより発生したアンバランスによって、ターボチャージャベアリングも損傷します。