0.004ミリが違いを生む

最新型エンジンの高連続出力に対応できるよう、マーレのピストンリングは信頼性の高い正確なキャリアの機能を確保しています。ピストンのトップメーカーとして、マーレはピストンリングの性能と動作品質の最適化に絶えず取り組んでいます。また、最新の生産設備によってこの分野で品質基準を打ち出しています。

マーレは数十年におよぶ開発と生産における経験を活かし、ピストンとピストンリングを最適な状態で適合させ、レベルの高い要求に応えています。

最新エンジンの場合、ピストンリングには3つの重要な機能があります。

  • 燃焼室とクランクケース間のシール
  • オイル消費量の制限と調整
  • 燃焼中にピストンにたまった熱を、冷却されたシリンダ穴に放散させる

こうした要求に応えるために、たとえシリンダが理想的な形状からわずかに外れている場合でも、ピストンリングをシリンダ壁に対して、全円周にわたりしっかりと合っていなくてはなりません。また、慣性負荷、燃焼圧力、摩耗負荷が高いため、ピストンリングはピストンリング材質(強度 / 温度安定性)、表面仕上げや形状に関する高い要件を満たす必要があります。

マーレはOE品質および旧式エンジン向けとして、圧縮損失を低減し、オイル消費量の適正化を図るために、各種仕様のピストンリングセットを用意しています。ほぼすべての乗用車向けガソリン / ディーゼルエンジンや商用車向けエンジン用に、マーレは直径60~160 mmのピストンリングセットを提供しています。

マーレ “N“ ピストンリングセットはOE製品としても使用できるピストンリングです。マーレ “V“ ピストンリングセットは一定期間使用されたエンジン用に特別に開発されました。

TOPマークの位置に必ず注意してください。TOPマーク付きのリングは、このマークがピストンヘッドに対して常に上を向くように取り付けてください。

マーレのピストンリングには、高品質な材料のみが使用されています。通常の負荷条件、もしくは厳しい負荷条件の場合にはラメラ黒鉛、鋳鉄の材料が用いられ、それよりもさらに高い要求が課される場合は、球状黒鉛鋳鉄または鋼鉄の材料が使用されます。

耐久性を向上させ、擦り傷を防ぐために、ピストンリングのリング面に特殊なコーティングを施すことができます。この場合、金属やセラミック材料のクロムコーティング、もしくはプラズマスプレーコーティングが採用されます。