マーレのベアリングがサポート

ベアリングは、エンジンブロックやコンロッドのクランクシャフト、カムシャフト、ロッカアームシャフト、バランサーシャフトなどの回転シャフトを支持する役割を担っています。内燃式エンジン内部の機械的ストレスは非常に高いため、ベアリングは様々な品質特性を満たさなければなりません。また、ベアリングには疲労抵抗性が高く、適合性に優れ、許容応力が高く摩耗や腐食に強いことが求められます。 そこでマーレはエンジンメーカーと協力し、あらゆるタイプのエンジンについてベアリングの開発と試験を実施しています。

現在進めている基礎研究と新たな素材と製造工法の開発を通じて、経済的にも技術的にも最適化された高品質の数々の製品が生まれています。こうして、マーレの製品ラインナップには直径27ミリから140ミリまでのベアリングとスラストワッシャー、さらに直径6ミリから105ミリまでのブッシュが各種揃っています。

マーレ ベアリングが高い要求に応えるためには、材料の開発が極めて重要となります。長年にわたる経験や開発の結果、マーレにはアルミニウムやブロンズ合金など、多数のベアリング合金が揃うようになりました。マーレのベアリングは用途に応じて、各種ベアリング材料でコーティングされた高強度の鋼製裏金で構成されます。その際、用途を考慮し、それぞれの特性が相互に補完するようなベアリング材料が選定されています。

さらに生産工程の中で、相対的なベアリング荷重に応じて、さまざまなコーティング法が用いられます。

一体型ベアリング

一体型ベアリングは、特殊合金が含まれる特別なベアリング金属で製造されています。

2素材ベアリング

2素材ベアリングは、負荷が低~中程度のガソリンエンジンや自然吸気ディーゼルエンジンに使用されます。このベアリングは、鋼製の裏金、中間層、ベアリングメタル層で構成されます。ベアリングメタルとして主に使用される材料はアルミ合金です。

3素材ベアリング

3素材ベアリングは、主に高負荷のエンジンに使用されます。このベアリングは、鋼製の裏金、ベアリング層、障壁層、スライド層で構成されます。スパッタベアリングは、特殊な製造方法(スパッタリング)により硬度と耐摩耗性が大幅に向上した、特別な3素材ベアリングです。スパッタベアリングは給気冷却機能付き過給エンジンに適しており、乗用車用ディーゼルエンジンでの採用も増えつつあります。

スパッタリング

スパッタリングは、イオン化されたガスの衝突に伴って金属カソードの原子が放出されるという、カソードスパッタリングの原理に基づくコーティング法です。この工法で噴霧された金属は、ベアリングの座面に均一な層を形成して凝結します。